Information

■DFH/小野妃香里 Dance Factory

4月のLESSON

4月6日・13日・20日・27日
毎週日曜日 10:30~12:30

前半50分 ストレッチクラス
(身体の内部に意識を向け各機能を目覚めさせるストレッチと
体幹を鍛える基本バーレッスン)

後半50分 コンビネーションダンス
(ミュージカル・ポップスからヒーリングまで
いろいろなジャンルの曲で振付を覚えて踊ります)
https://www.saistudio.net/komone-b.html

運動不足解消!ストレッチクラスのみの参加も歓迎!
体験レッスンあり、お問い合わせはこちらまで

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2025/03/03

オイディプス王終演

全公演、終了しました。お運びくださった皆様ありがとうございました。 物語は悲劇なので、こんな感想もどうかと思うのですが…楽しかったです。 カーテンコールでうっかり笑顔な自分に気付いて、おっと!?と思った瞬間もありました…。 毎回、舞台上の台上で展開される事象に対して、それを受けて民衆としての感情を表現していく。 あんな美しい王様はいつまででも見ていられるし、次々に難問を吹っかけてくる登場人物達にはドキドキするし…ぶっちゃけ、二時間半も舞台上に水も飲まずに居つづけるなんて、そんなこと私に出来るのか?と思っていましたが、杞憂でした。そんなことも考えるひまなく次々と感情が転がっていきました。 逆にそれを自力で転がして物語を進めて行く王や、瞬発で登場する人物は自家発電しなきゃならないから…命を削ることどれほどか。こちらは与えられた感情そのままに、そこにいれば良いだけだったのです。もちろん、お客様にとって道しるべとなるべく居ずまいでということ前提ですが。

この物語の最後の言葉は「命が果てるその時に悲嘆にくれずに生涯を無事に終えたとわかるまで」、コロスの言葉です。

結局オイディプスは最後はどう果てたのか…続とされるコロノスのオイディプスを読んで、私は「嗚呼…」ってなりました。2500年も前に生きていた人と死生観は変わらない。今の自分を肯定してくれた気もしました。 改めて、凄い劇作だと思いました。 そして、今回、そこに踏み入れたことで、長い演劇の歴史の河のひとしずくとして仲間に入れて貰えた気がしちゃってます。アポロンとアルテミスに…私の信仰では大日如来と月光菩薩!?…いや、ほぼ無宗教ですけど、偶然か運命かどっちかもわかりませんけど、この巡り合わせに感謝の念が湧いています。 この機会をありがとうございました。 関わった全ての皆様に…ありがとうございました。

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2025/01/16

オイディプス王

何が面白いのか、まだ分析は出来ていないのだけど…知れば知るほど、読めば読むほど面白い。

約2500年前にこの劇が書かれて上演された。まだ洋服が布を巻いただけの時代の人が書いたのに、内容も様式も劇で使えるものは全て盛り込まれているように思う。これを2025年に作ったといっても疑わないくらい新しい。

言葉はちょっとややこしいが、何度も唱えていると心地よい旋律になってくる。元々は韻をふんだギリシャ語だったものをリズムの良い日本語にするのはどれだけの労苦だったか計り知れない。それを想像しながら味わいながら暗唱するのも面白い。

ストーリーとしては、当時の人はギリシャ神話を知ってる前提で観ているから、尚更面白かったと想像する。馴染みのない日本人にはムムム?な所もあるけれど…。
数年前出演した、パーシージャクソンのミュージカルは面白おかしいギリシャの神々が出てくるお話で、ゼウスの息子パーシーが破壊の神アレスをトラキアの荒浪で倒すシーンでは、私…荒浪の役じゃなかった?とか狩猟の女神アルテミスはお月様のことよね〜。とか…ギリシャ神話は昨今でもその題材が使われているから、自分が持ってる情報だけでも横のつながりと奥行きが発見されて面白い。

オイディプスの話は悲劇も悲劇でドロンドロンだけど…ストーリーを知った上で現代で観劇すると幅と深さを楽しめると思う。あ、でも、これは王様殺しの犯人探しのミステリーだから、まっさらで観た方が面白いのか?
とにかく、いろんな方面からの面白味があります。

因みにコロスの役は初演組によると、裸足で、どんなに叫んでもずっと舞台上にいて水も飲めないと聞いております…ただでさえ足が攣るのに、絶対、攣るよね。

もうすぐ、お稽古が始まります。

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2024/12/10

試写会

昨年の夏、台風でなかなか現場に辿り着けず、着いたら着いたで落雷による停電で撮影が一旦中止になったりと…結構な思い出がある作品、映画の試写会があり、やっと観ることが出来ました。

ただでさえ自分の動画みるの大嫌いなので…結果、反省しかありませんでしたけど。
作品は面白いので、皆さんに観て貰える日が早く来ないかな〜と。とりあえずは全力注いで演じたものなので、やっぱりお客様の反応が見たいです。

舞台ではお客様の反応がどうであれ、自分のつくったものはコレですと、ある意味ぶっちぎりな感覚で左右されまいとしているので、あまり分かっていなかったのだけど、やっぱりその反応が楽しくて演じているのよね。
と、あらためて感じたのでした。

さぁて…気をながーくして、お待ちいただけると幸いです。私自身、その日が来るのを楽しみにしています。

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2024/11/08

立冬

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もう、寒くならないんじゃないかと思ってたけど…。
庭の花たちは順当に咲き、茶色くなって、落ち葉まくってる。
枯れはじめた朝顔の種子を「また来年ね〜」「また暑い夏かね…」とか思いながら、摘んでいたら…阿修羅⁉︎がいた!
奈良の興福寺の阿修羅みたいに、何か言ってくれるかな…とジッと見つめていたら。「黙って進め」って言われた。気がした。
そうね。取り巻く状況に気を揉んでも思い通りにならない時はならないもんね。黙ってジタバタするわ…景色は勝手にどんどん変化する。

そうこうしてる間に次の舞台、『オイディプス王』も終わっちゃってたりするのよ!公演期間が短いから〜興味がある方はよくよくチェケラして下さいませー。

あったかくして、美味しいもの食べて、たくさん寝よう。

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2024/09/26

花鳥風月・秋

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寒いくらいに急に涼しくなったから、今だ!とばかりにジャングル化した庭を草刈機で丸坊主にしたのは、確か一昨日…なのにいつの間に⁉︎大嫌いな彼岸花の芽が〜!君たちお彼岸は昨日までだよ。
でも、涼しくなったから出番だって分かるんだよね。何故か知ってるんだよね。
お彼岸の時期は人間が勝手に決めただけであって自然の大きな流れでみたら、君たちが正解なのかも。
今夏は異常気象で、生きてるだけで精一杯だった自分…。

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2024/09/06

出演情報!

妃香里さんが、来年2月~の舞台『オイディプス王』に出演します!

● 2025年2月21日~24日
パルテノン多摩・大ホール
●3月1日
SkyシアターMBS

詳しくはこちら

ギリシャ悲劇の最高峰、妃香里さんが会報で語っていた作品です。お楽しみに!!

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2024/08/26

花鳥風月

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朝顔最強…。
暑くて全く手入れが出来ないので、庭がジャングル。
その中でも、勢いを増しているのが、朝顔と藤。藤なんて隣の木に絡まって、てっぺんからまだ上に向かって伸びてる。そっちはダメ!ってところはちょいちょい切ってるけど、追いつかない。

今年は暑さ対策、台風の風への家周りの対策、水害対策、地震対策。でも、どれだけやったって未知な事に憂いは尽きない。
そんな人間の右往左往なぞ後目に、ドシャ降りだろうがカンカン照りだろうが、いつも通りに鮮やかに花は咲く。

もうとっくに一周したと思ってたけど、改めて人間ってなんなんなん?なんで生きて、なんでここにいるんでしょうね?答えなんかないという答えも出ているのに。
こんな歳になっても、この疑問は湧いてくるのですね…天地自然の美しい風物を見ていると。

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2024/08/21

会報発送しました!

ぴかぴか組の皆さんには久しぶりの会報68号、本日発送しました! 近日中にお手元に届かない方はご連絡ください。

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2024/06/28

Skyシアター

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真新しい劇場はまっさらな感じ。
劇場には楽屋にも客席にも、いろんな人々がここで残した想いや念?(笑)みたいなものが蓄積されていく感じがあると思うのだけれど、まだ何も染みつきがない。
楽屋入口に在る神棚の鏡も祠の木肌の色も明るくて、神様には失礼ながらかわいいと思ってしまった。

ゴカンのどこから入り込んだのか…新しい建物の匂いなのか分からないが、子供の頃の発表会の匂いがした気がして不思議だった。その正体がなんなのかをつきとめるべく暫し子供の頃にタイムトリップしてしまった。

舞台から見た無観客の客席は…これまた不思議なのだがアレ?ここ来たことがある…っていうのが第一印象。どこかと似てるのかな。でも客席からも蓄積されたものは感じない。これから変わっていくのかな…何年後か、この公演後に変わるのか?

長いことやってても新しい劇場と出逢える経験なんて滅多にないことなんだなと思う。

だいじに置いてこようと思います。

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