ローマの稽古日
世の中、連休らしいけど…。昨日から急に電車が座れなくなったけど…。
ローマの休日ってさ、ぱっとオードリーの画が浮かんでくるし、ストーリー的には庶民の街に出た王女様があそことあそことあそこに行って一日を過ごす話だよねって…もう、よぉくよぉく知ってて場面もストーリーも細部まで目に浮かんで来るんだけれども。
お掃除の合間に流しておくか…と思ってつけて、気がつくとずっと観ちゃってる。そしてなーんでなんだか必ず号泣しちゃってるわけ、昔から。
そうして毎回「やっぱり名作といわれるだけあって面白いんだなぁ」と思って終わってたけど。
何が面白いのかって…何故、泣けてくるのか。改めて考えてみた。この際ですから。
まず、主人公たちが次にどう出るのか次々と展開していくのに目が離せなくなる。あの映画には一分の隙もない。庶民にはなんでもない風景が出来事が、そこではなんでもなくない。そして面白くて楽しければ楽しいほど、この瞬間がこの瞬間に終わっていく寂しさを感じる。しかもそれは二度と味わえない。
んー、文字で書くと整然としちゃってるし、それもありきたりで、あの感じがいまひとつ表現しきれないけど。
舞台は舞台ならではで…この瞬間がこの瞬間に終わっていくという感覚をお客さんと同時に一緒に味わえちゃうのかなぁ。
あまり先を見ずに今日一日を着実にと積み重ねて、気がついたらもうすぐ9月も終わりだった!
でも、まだ先は見ない。今日のこの瞬間に出逢う、面白いことを精一杯味わっちゃうんだー。
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