ローマの休日 大千穐楽
無事に大千穐楽を迎えました。
応援、パワーを送ってくださった皆様、劇場にお運びくださった皆様、ありがとうございました。
夏の終わり頃に稽古がはじまり、ひと月お休みはありましたが、年を越した今日まで、毎日、心をかけたものと仲間たちとすぱっと明日からはお別れなんて…いつもの事ながら、舞台って本当に儚いな~。でも、考えてみたら舞台に限らず、それがこの世のことわりなのかもですが。
千穐楽の幕が降りて、博多座さんオリジナル?の一本締めを劇場、制作スタッフとキャストでしました。
整列退場でまだ客席に残されていたお客様には聞こえたのですね…客席からの拍手が。
舞台公演がバタバタ中止になっていく中にあって自分たちが無事に終えたからって泣いてはいられんよな~と、カーテンコールまでは思っていたのですが、幕の向こうからのその拍手返しを聞いたらどぅわっと涙が出ちゃいました。
終演後、楽屋を片付けて飛行機に飛び乗って、朝には博多にいたのに気が付いたら東京。お世話になった皆さん全員にきちんとご挨拶もできずに労いもできずに帰らなきゃいけないのが…やっぱり残念でした。
そんなこんなで、帰り着いた途端に、福岡に緊急事態宣言。
本当にこの作品は寸でのところで危機をすり抜けてきた。
ただの幸運かも知れないけど、ひとりのこらず全員の気概があったことも間違いない。
私にとって、ずっと心に残る作品になりました。
儚いけれど一生モノ…まるでローマの休日。
多分、台詞も一生忘れない(笑)
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